積読

米澤穂信「リカーシブル」(新潮文庫)

全体的に曇ったような雰囲気のある小説だった。「ひぐらしのなく頃に」のような。 ただ、ハルカが一連の出来事の真相に気づくのがなんだか突然だった気がする。 これだけの知能があって中学1年生っていうのも微妙。高1のほうがリアリティがあったと思う。 米…

住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉文庫)

単行本で出たときから「なんじゃこのタイトルは」と気になっていた。 ずっと読みたい本リストに入っていたのだけれど、この前コナンの映画を観に行ったときに予告編が流れて、「あ、これ読まなきゃ!」となったタイミングで文庫化された。ぼくは文庫本が大好…

雑誌「ダ・ヴィンチ 2017年5月号」

星野源が好きになれない。 事あるごとに、星野源が話題に登る度に、言い散らかしてることだけど、絶対コイツは裏で悪いことやってる奴だと思う。それでも、音楽家・俳優・文筆家の3つの顔をもつコイツに、ぼくは尊敬の気持ちを捨てきれない。 雑誌について少…

太宰治「ヴィヨンの妻」(新潮文庫)

「トカトントン」が好きだ。 太宰を読むと、「ぼくは太宰治だ...津島修治だ...」ってなるんだけど、家庭を顧みずに酒に煙草に勤しむ彼だけには共感できない。それは、ぼくが家庭をもったことがないからなのか、酒呑みではないからなのだろうか。 Wikipediaで…